2013年03月30日

デモがあった夜

猫 毎週水曜日の夜は太極拳教室があって、オペラ座脇の建物内でお稽古します。今週は稽古中に9時を過ぎたころから外が騒がしくなりました。警備の人々が待機したりしていたので、何かありそうだとは思っていましたが、そんな夜遅くにデモがあるとは考えていませんでした。大きな叫び声や何かが暴発するような音をよそに、太極拳授業は和やかに終了。デモの騒ぎを避けるべく、メトロを使って少し遠回りして帰りました。

猫 何事かよくはわかりませんでしたが、パシフィックなデモでなく憎悪感漂うものなのが雰囲気で伝わってきました。Youtubeに動画がありました。



オペラ座包囲のデモ隊
国歌マルセイエーズを歌ったり
警備の警官に対して「表現の自由を認めろ!」と叫んだりしています

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猫 後で調べて分かったことですが、同性婚を認める法律に反対する若者たちのデモでした。法制化に尽力しているトビラ法務大臣が、オペラ座での新作オペラ「クロード」を観劇に来たところを狙ってのデモだったそうです。上記の動画でも「トビラ、辞めろ」コールが聞こえます。同性婚法制化については昨年から物議を醸しており、全国で反対運動が繰り広げられています。先週の日曜日にもパリで大規模デモがあり、警察と衝突して暴力沙汰になってしまいました。法案は下院を通過し、上院での審議がじきに始まります。

猫 新作オペラ「クロード」は、ヴィクトル・ユーゴー原作の囚人クロードを主人公とする監獄の話で、ロベール・バダンテールが脚色してオペラ作品にしたものです。ロベール・バダンテールはミッテラン政権下で死刑廃止を実現した元法務大臣です。トビラ氏はバダンテール氏に敬意を表して「クロード」初演に駆け付けたということです。現職大臣がリヨンまでやって来るというのは確かに珍しいことで、デモのやり甲斐もあったのでしょうが、全国ニュースでは取り上げられていなかったようです。

猫 オペラのほうは大成功だったようで、私は後日観に行く予定なのでとても楽しみです。オペラ座では「正義/不正義」をテーマにしたフェスティヴァルとして、この「クロード」のほかにベートーヴェンの「フィデリオ」、ダッラピッコラ、シェーンベルクのやはり刑務所を扱った一幕オペラの同時上演を開催中で、全部観に行く私は今からワクワクです。


posted by KIMIU at 17:53| リヨン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年03月24日

春分の日を過ぎて

猫 寒かったり暖かかったりはっきりしないお天気の日々。春分の日を過ぎて、さらにどんどん日が長くなってゆくのは嬉しいものです。窓辺にも日が射しこむようになって、エルフィンもこの春の窓辺デビューとなりました。

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なんだかムスッとしていらっしゃる

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カメラを向けると目をそむけるし

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お邪魔して申し訳ありません
これで終わりにします


猫 写真は金曜日の午後に撮れましたが、日曜日は一日中シトシトと雨が降り続けていました。そして雨の日は眠ってばかりのエルフィン。
posted by KIMIU at 18:29| | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年03月17日

リヨン1区の図書館でB

猫 リヨン1区の市民図書館で、今度は大人向けの福島原発事故テーマのイベントがありました。事故後1〜2年の現状を、実際現地に係わってきた人々が報告し、聴衆の質問に答える公開討論会です。

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猫 フランスの非営利団体CRIRAD(放射能に関する調査および情報提供)代表のブルーノ・シャレイロンさん、人類学者の杉田くるみさん、リヨン在住アーチストでミュージシャンの東陽子さん、ダンサー/振付家の後山阿南さんの4人が登壇し、リヨン第2大学准教授地理学者のマリー・オジョンドルさんが司会をつとめてくれました。ブルーノさんは事故後すぐに日本へ赴き市民放射能測定所の立ち上げに協力。くるみさんとマリーさんは事故被災者避難に関する研究プロジェクトで、昨年から現地の人々の様々な生の声を調査しています。陽子さんは郡山にご親戚が多く現地の移動保育園の活動に協力したり、アーチストとしてドキュメンタリーのナレーションなどもされています。阿南(あなん)さんは昨年リヨンのダンス・ビエンナーレに、浪江町のよさこいダンスグループ「Wonderなみえ」の中高生メンバーを招待し、踊りを通して避難中の福島の人々との交流を深めています。

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猫 会場には100人近くの聴衆が来てくれました。事故収束とは名ばかりで、現地の人々は終わらない事故の影響を抱えて先の見えない毎日を送っていること、放射能汚染の不安、失業をはじめ生活維持の不安、人間関係の破綻など問題は相変わらず山積していることは伝わったかなと思います。また一方で、そんな大変な所ではあっても、現実には人々は逞しく生活していることも主張されました。福島と一括りにされてしまいがちですが、そこには一人一人の個人がいて、個々の事情があって、それぞれのやり方で困難に立ち向かっているのだということに思いを馳せてもらいたいです。

猫 そしてこの場を借りて、登壇者3人と一緒に立ち上げた私たちのNPOの紹介もさせてもらいました。被災者家族(特に母子家庭)を長期にわたって支援するための寄付を募るもので、Nos Voisins Lointains 3.11 - 遠くの隣人 と名付けました。将来は子供たちのフランス短期保養受け入れなどもできたらいいなと考えています。

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陽子さんの仲介で販売できる寄付のための応援バッジ
私、販売担当でしたが、飛ぶように売れて忙しかったわ
ラベル:図書館 3.11 反原発
posted by KIMIU at 17:00| Après 3.11 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年03月10日

暖かいけど

猫 東日本大震災及び原発事故から2年目の3月11日を前に、フランスはパリでヒューマンチェーンの脱原発デモが土曜日にありました。私はパリまで行くことはできませんでしたが、ずいぶんたくさんの人が参加していたようです。警察発表では4千人とのことですが、もっといたように見えます。とても良い天気に恵まれて、和やかなデモになったのではないかしら。

猫 天気が良いと気温も上がり、外には半袖姿の人々もどっと繰り出すのですが、月曜日にかけて急激に冷え込むとの気象情報。本格的な春はまだもう少し先のようです。それでもひっそりと芽吹いた花を見つけました。


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クロッカス?にしては小さいような…

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雑草といっしょくたですが可憐です
ラベル:3.11
posted by KIMIU at 15:00| 身辺雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年03月08日

春を感じる

猫 急に暖かくなって、春の気配を感じます。そのせいか2,3日前からくしゃみばかりしています。目もかゆいし、これは花粉症のようです。日本よりも花粉が飛びまくるのはもう少し後なので、私の鼻炎の原因が何なのかはよくわかりません。このまますっかり春になるとは思えず、きっとまた寒さが戻ってくるんじゃないかな。

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朝の雨があがって、晴れ間が出ると暖かくてコートが邪魔になる

猫 「日本の誕生花」と言うとても素敵なツイッターサイトがあって、毎日楽しみにしています。たとえば3月8日の花については…


ラベル:リヨン 花粉症
posted by KIMIU at 23:00| 身辺雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年03月05日

リヨン1区の図書館でA

猫 冬期休暇中の子供たちのために、リヨン1区(うちのすぐ近所)の図書館で催されている福島の子供たちのことを知るためのイベントに参加しました。全3回のアトリエで、福島の子供たちの作文を集めた「ふるさとはフクシマ‐子どもたちの3.11」という本を紹介し、地震・津波・原発事故に被災した子供たちに思いを寄せてもらう計らいです。10歳から12歳の子どもたち10人が熱心に話を聞いていました。今日の学習をベースに、木曜日は手作り本の制作、金曜日は作文のアトリエが続きます。みんなが作った本は福島に送られます。すべて、1区図書館司書のナタリーさんの発案で実現したプロジェクトです。

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1区図書館がある建物の入り口

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子ども図書館の室内

(図書館の写真は1区図書館ウェブサイトから拝借しました)

ラベル:図書館 3.11
posted by KIMIU at 23:23| Après 3.11 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年03月03日

パルシファル NYメト

猫 昨夜はニューヨークメトロポリタン歌劇場でのワーグナーのオペラ、パルシファルを堪能しました。リヨンの映画館で実況生中継です。午後6時から始まり、終わったら12時になっていました。昨年6月の「ニーベルングの指環」に味をしめ、今回は生中継に挑戦です。METライブビューイングのサイトによると、日本では4月に上映されるようです。



るんるん 指揮:ダニエレ・ガッティ
るんるん 演出:フランソワ・ジラール
るんるん 出演:ヨナス・カウフマン(パルシファル)
      カタリーナ・ダライマン(クンドリ)
      ペーター・マッテイ(アムフォルタス)
      ルネ・パーペ(グルネマンツ)
      エフゲニー・ニキティン(クリングゾール)

猫 1年前にリヨンで上演されたものと演出は同じですが、指揮も出演者も異なります。舞台装置も同じものが再現されていたとは言え、リヨンの劇場の倍はありそうな大きな舞台で、スケールの違いに圧倒されました。人気テノール歌手、ヨナス・カウフマンは期待を裏切らず、映画館の観衆も拍手をおくっていました。
posted by KIMIU at 23:00| 観た | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年03月01日

屋根裏で買い物?

猫 和食に必要な材料はほとんどオーガニック商品店で買います。米、しょうゆ、豆腐等々。最近はオーガニック食品の店もずいぶん増えました。店によってかなり価格が違って、チェーン店だとやはり少し安いのです。そうでない店はそれぞれに趣があります。うちの近所の Un grain dans le grenier もそんないい雰囲気の店です。

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写真はLyon shop design のサイトから拝借

猫 ヨーロッパ産のオーガニック商品と途上国からフェアトレードで仕入れる商品が中心です。グルニエgrenierとは屋根裏のことで、たいてい物置として使われる。そんな空間に押し込められていた古ぼけた家具を再利用した内装が店の名になったそうです。今日は穀類のキノアと干しイチジクを買ってきました。
ラベル:リヨン
posted by KIMIU at 23:00| 身辺雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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