2014年01月26日

オペラ 犬の心臓

Cœur de chien
Lundi 20 Janvier 2014 à 20h



本原作 ミハイル・ブルガーコフ (1925)
るんるん作曲 Alexander Raskatov (2010)
るんるん指揮 Martyn Brabbins
るんるん演出 Simon McBurney
るんるん博士 Filipp Filippovitch Preobrajenski(Br) Sergei Leiferkus
るんるん助手 Ivan Arnoldovitch Bormenthal(Br) Ville Rusanen
るんるん人間になった犬 Charikov(T) Peter Hoare
るんるん犬の悪声 (S) Elena Vassilieva
るんるん犬の美声 (CT) Andrew Watts
るんるんジーナ (S) Nancy Allen Lundy


■ 年明け最初のリヨンオペラ座公演は、何とも奇怪な物語「犬の心臓」上演中です。初日公演を観ました。ロシアの作家ミハイル・ブルガーコフが1925年に書いた体制批判の風刺作品で、科学発展を揶揄して反革命的とみなされ発禁処分、外国で発表されソ連では1987年に初めて刊行されたようです。若返り治療をすることで有名な医学博士が、行き倒れになりかけた野良犬を手懐けて、死んだ人間の睾丸と脳下垂体を移殖するというおぞましい手術を施します。手術はある意味成功し、犬は人間になるのですが、手に負えない愚か者で博士を困らせる事態に…

■ 目を瞠るような演出と舞台装置でしょっぱなから一気に引き込まれます。ユーモアセンスに溢れていて気味が悪いシーンも笑ってしまうほどです。演技も歌も達者な役者ばかりで一時も目が離せません。不安で残酷な雰囲気の中で、犬の真っ当なつぶやきだけがカウンターテナーの美しい声によって歌い語られ清涼剤になりました。

■ 終演後にオペラ座を出るまでの階段を下りながら、高校生ぐらいの女の子たちが「初めてオペラって観たけど、こういうもんなの!?」「これがオペラ?な〜んか、意外」と言うようなおしゃべりをして、どうやらとっつきやすくて面白かった様子です。独特な音楽ですが、若い人にとってはミュージカルにも似て、クラシックなオペラ作品より敷居が低いのかもしれません。


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2014年01月25日

オペラ ホフマン物語

Les Contes d'Hoffmann
Samedi 14 Décembre 2013 à 19h30


るんるん作曲 Jacques Offenbach (1881)
るんるん指揮 大野和士
るんるん演出 Laurent Pelly
るんるんオランピア/アントニア/ジュリエッタ/ステッラ(S) Patrizia Ciofi
るんるんホフマン(T) John Osborn
るんるんリンドルフ/コッペリウス/ミラクル博士/ダペルトゥット(Br) Laurent Alvaro
るんるんミューズ/ニクラウス(Ms) Angélique Noldus


■ (リヨンオペラ座 鑑賞備忘録) 今年7月に東京・Bunkamuraオーチャードホールで引っ越し公演も決まっている大野和士指揮による「ホフマン物語」のリヨン歌劇場本公演は2013年の12月に行われました。主役ホフマンのジョン・オズボーン、ヒロイン4役を演じ分けるパトリツィア・チョーフィ、悪役の低くていい声ロラン・アルバロ、男役と女神を演じるアンジェリク・ノルダス、誰もが皆素晴らしい歌いっぷりでした。

■ 年末にオーチャードホールで開催されたイベント「大野和士が語る!『ホフマン物語』の魅力」の報告レポートがこちらのウエブサイトに⇒ e+ CLASSIX(イープラス クラシックス)


音楽評リンク
メモ FORUM OPERA
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オペラ ノルマ(コンサート)

Norma
Mardi 12 Novembre 2013 à 20h


るんるん作曲 Vincenzo Bellini (1831)
るんるん指揮 Evelino Pidò
るんるんノルマ(S) Elena Mosuc
るんるんポリオーネ(T) John Osborn
るんるんアダルジーザ(Ms) Sonia Ganassi
るんるんオロヴェーゾ(Bs) Enrico Iori


■ (リヨンオペラ座 鑑賞備忘録) 2011、12年に続いて3年目のコンサート形式ベリーニのオペラ、今年度は最後でノルマが上演されました。とは言うもののベリーニのオペラなど何も知らない私は「清らかな女神よ」(Casta Diva カスタ・ディーヴァ)を聴いて、あぁこの有名な曲… と感動したのでした。パリのシャンゼリゼ劇場でも行われた同じコンサートはラジオ録音もされ、数週間にわたって再聴できました。そのラジオサイトはこちら⇒ France Musique Norma de Bellini au théâtre des Champs-Elysées ラジオ放送はもう聞けませんが、マリア・カラスの動画などが載っています。

posted by KIMIU at 03:24| 聴いた | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年10月22日

オペラ カルメル派修道女の対話


Dialogues des carmélites
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写真はリヨンオペラ座サイトから拝借


るんるん作曲 Francis Poulenc (1957)
るんるん指揮 大野和士
るんるん演出  Christophe Honoré クリストフ・オノレ


■リヨンオペラ座で公演中のプーランクのオペラを観ました。フランス革命下コンピエーニュの修道女たちが断頭台で処刑された史実を描いたものです。1957年の作で現代的な音楽ですが、シスター(役)たちの美しいハーモニーや、多人数ソリストも1人1人素晴らしい歌声で、大変わかりやすい感動的な作品でした。

■ドイツの女性作家Gertrud von Le Fortが実話をもとに書いた小説(1931)を、フランスで映画にするためにジョルジュ・ベルナノスが脚本化したものの、書きあげてすぐに亡くなった(1948)ため映画の企画は取りやめになりました。その後、殉教をめぐる主人公の迷いと苦しみに惹かれたプーランクがオペラ作品に仕上げ、ミラノ・スカラ座でイタリア語による初演となったそうです。

■恥ずかしながらフランス革命期に修道尼が迫害を受けたなどとは知らなかったので、話の内容が衝撃的でした。革命家の恐怖政治の真っ只中、コンピエーニュの16人の修道女は「狂信と扇動」の罪に問われたということです。実際は修道院も財産も没収され僧衣も禁止されて息をひそめて生活していたのに、1794年7月17日に判決は下り、その日のうちに刑が執行されたそうです。約10日後の7月28日にロベスピエールの処刑をもって恐怖政治は終わります。
posted by KIMIU at 23:12| 観た | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年10月06日

オペラ フィガロの結婚(コンサート)


Les Noces de Figaro
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写真はリヨンオペラ座サイトから拝借


るんるん作曲 Wolfgang Amadeus Mozart (1786)
るんるん指揮 René Jacobs ルネ・ヤーコプス
るんるん演奏 Orchestre baroque de Fribourg フライブルク・バロック管弦楽団


■ リヨンオペラ座、今シーズン最初の演目は演奏会形式オペラ『フィガロの結婚』でした。一回きりの公演で満員。正面席は取れなくて字幕も見えない場所でしたが、舞台には近い2階席(いつもは6階席ばかり)で美しい歌い手たちがじっくり見られて堪能できました。

■ 古楽器オーケストラのフライブルク・バロック管弦楽団は、舞台中央にチェンバロを据え、どの楽器も深みのある懐かしい音色を奏でていました。コンサート形式とは言え、歌手たちはじっと立ったまま歌うのではなく、身振り手振りを交えながら走り回ってのドタバタ劇をしっかり演じていました。歌も演技も上手くて、大変楽しい舞台になっていました。

posted by KIMIU at 19:24| 聴いた | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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